使用済切手も買取できるの?もし珍しい消印の切手だと高額に?

珍しい消印かどうかを見分ける

明治以降、どんな形状の消印が使われて来たかについては、消印の専門書があるので、それを参照するしかありません。ここでは、珍しい消印かどうか、ひと目で分かる識別法を紹介することにします。
まず、消印が珍しいかどうか以前の問題として、消印が切手の中央に押されていて、消印のほぼ全体が見える状態になっていて、文字が鮮明に読めることが条件です。これを満月印と呼んでいて、これだけでもある程度の稀少価値が生じます。少なくとも局名と年月が読めることが必須の条件で、日の部分やその他の重要でない部分が読めなくても許容範囲です。
局名が漢字などの日本の文字で書かれておらず、アルファベットで書かれていれば、それは、欧文印と呼ばれるもので、外国宛ての郵便物に使われた消印であり、稀少性があります。その他、その切手と同時代に使われた一般的な消印と、どこか違っていれば、珍品の可能性があります。

局名と年月日について、さらに詳しく

戦前の使用済みの切手で、消印の局名が日本内地でなく、朝鮮や台湾や樺太や南洋諸島などの外地である場合、稀少価値が生じます。局名の欄に地名が二つ入っていたら、その路線の鉄道郵便で使用された消印であり、稀少性があります。その他、局名に関し、普通とは違う表記の場合、珍品の可能性があります。
年月日も重要です。その切手の発行日に近い日付の消印であれば、その切手の初期使用例として珍重されます。通常切手の場合、初期印刷と後期印刷とで微妙に違いがあり、初期使用を証明できる消印のある切手は、貴重視されるのです。大震災のあった被災地での使用例や終戦直後の使用例など、歴史を物語る年月日の消印は、普通よりも高評価になる可能性があります。